らでぃっしゅぼーやの母体、環境保全の市民団体(NPO)である「日本リサイクル運動市民の会(関西リサイクル運動市民の会として、77年設立)」は、消費者参加型のリサイクル運動、フリーマーケット運営の草分けであり、特に東京、明治公園のフリーマーケットを最初に手がけ、大規模フリーマーケットのノウハウを築きました。
そして、86年のチェルノブイリ原発事故で、改めて環境問題と食の安全がクローズアップされた時期、88年に次へのステップとして始められたのは、環境や人に安全に作られた食品の流通、「らでぃっしゅぼーや」事業でした。当時、有機野菜の流通は、消費者が援農をして生産者と結びつく「提携」や、「共同購入」が主でしたが、らでぃっしゅぼーやは初めて、野菜セット「ぱれっと」の「戸別宅配」を開始しました。
しかし、この「戸別宅配」は、有機農業運動団体などから、消費者が苦労せずに手軽に有機野菜を手に入れられるのはおかしい、と批判された事もありました。しかし、その後、ほとんどの有機・低農薬の野菜を流通する団体が戸別宅配を導入し、有機野菜の流通量が格段に広がった事実を見れば、この「戸別宅配」は有機農業の発展に寄与した、といえるでしょう。
「ぱれっと」により、生産者と「顔の見える関係」を築き、栽培の情報をきちんと開示したのも、現在では常識であるトレーサビリティの草分けといえます。
また、農産品の「5原則(※1)」を当初より採用し、JAS法によって有機栽培基準が法制化される2001年以前の96年から、体系的な、環境保全型生産基準要項「RADIX」を制定しました。
畜産品は、平飼いされた養鶏の卵、健康に育った牛からの牛乳、放牧が主体の日本短角牛、などに取り組み、これらの、家畜の健康を重視してストレスや病気を遠ざけ、それにより安全な畜産品を得る、という考え方は現在でも一貫しています。
(※1)
1.堆肥を主とした土作りをする
2.農薬による土壌消毒はしない
3.除草剤はまかない(水田稲作、雑穀、国産パインアップルは一回のみ許容)
4.基本的に反農薬である
5.自家食用と分けない
| 1977 | ・関西リサイクル運動市民の会発足 |
| 1978 | ・フリーマーケットの運営 |
| 1983 | ・コミュニケーションボード設置 |
| 1984 | ・日本リサイクル運動市民の会発足 |
| 1988 | ・環ネットワーク(株)設立、らでぃっしゅぼーや事業開始 「ぱれっと」開始 |
| 1989 | ・長野県四賀村(現 松本市)にて企画提供
「たまご山ランド」オープン・注文品カタログ「元気くん」開始 ・平飼い養鶏卵、「有機自然卵」 取り扱い開始 |
| 1990 | ・フィリピン、ネグロス島よりフェアトレードによる「バランゴン・バナナ」取り扱い開始 ・「エコロジー放牧豚」販売開始 |
| 1991 | ・OMCエコロジーカード企画 |
| 1992 | ・「リサイクル推進功労者」として環境庁長官賞受賞 ・「地球丸ごとごっくん牛乳」販売開始 ・「たんかく牛」販売開始 ・フェアトレード品「エコシュリンプ」 販売開始 |
| 1993 | ・「お米倶楽部」販売開始 ・バガスパルプ(サトウキビの搾りカス)を 原料とした非木材紙ツリーフリーペーパー の委託製造・販売開始 ・「アトピッ子地球の子ネットワーク」運営開始 ・DEVANDA協議会発足 ・議長選出の 主力団体として参加 *流通団体や生協が合同で、国産の第一次産業を盛り上げよう!という運動「DEVANDA」 |
| 1994 | ・日本能率協会JMAマーケティング優秀賞を受賞 ・無投薬養殖ハマチ「椿姫」販売開始 |
| 1995 | ・酒類販売事業開始 ・阪神・淡路大震災 会員救済、WESTセンターに対策本部を設置し救援活動 |
| 1996 | ・環境保全型生産基準要綱「Radix」制定 ・直営オーガニックスーパー「MOTHER'S」オープン(神奈川県横浜市藤が丘駅前) |
| 1997 | ・「酪農王国」オープン・地ビール事業開始、「風の谷ビール」販売 ・ナホトカ号(タンカー)重油流出・オイルボール回収 ・IFOAM(世界有機農業運動連盟)加盟 |
| 1998 | ・国産い草 商品取り扱い開始 ・アレルギー対応商品「アトピーエイド」スタート ・本社に会員サービスセンター開設 |
| 1999 | ・「オーガニックチキン」販売開始・「カートカンジュース」販売開始 |

















・環ネットワーク(株)設立、
・長野県四賀村(現 松本市)にて企画提供
「たまご山ランド」オープン
・フィリピン、ネグロス島より
・OMCエコロジーカード企画
・「リサイクル推進功労者」として
・「酪農王国」オープン
・「オーガニックチキン」販売開始
